週初めの日曜日はバレンタインデーでしたね。
今年は新型コロナの影響から、渡しズラくなりましたが、どうでしたか?
購入もネットを利用するなど、ちょっと違うバレンタインだったのではないでしょうか。
今回はそんなチョコレートについてです。
まずはチョコレートの原材料、カカオの栄養成分から見ていきましょう。
カカオの栄養成分
カカオポリフェノール
ポリフェノールは、活性酸素を抑える抗酸化物質。
持続するものではないので毎日少しずつ摂取する必要があります。
テオブロミン
テオブロミンはカフェインと同じキサンチン誘導体の1種。
集中力を高めたり、気持ちを落ち着かせたりする効果を持っています。
また、気管支拡張、利尿、興奮作用があります。
リグニン(食物繊維)
リグニンは不溶性の食物繊維。
水に溶けない食物繊維のため腸の蠕動(ぜんどう)運動をサポートし、便の量を増やします。
また、腸内細菌を増やす効果もあるので、腸内の環境を整える効果もあります。
ミネラル
ミネラルは体の恒常性を維持するために必要。
カカオにはミネラルが豊富に含まれています。
カカオに含まれるミネラル類はナッツ類に含まれているものよりも体に良い働きをします。
チョコレートの効果
カカオが原料のチョコレートを食べることによって、もたらされる効果はいろいろあります。
特に気になるのは美容面ですよね。
まずは美容効果から見ていきましょう。
美容効果
カカオポリフェノールは増えすぎた活性酸素を抑え、みずみずしい肌を保つ手助けをしてくれます。
しみやそばかすなどの原因は紫外線による活性酸素が原因。
カカオポリフェノールには抗酸化作用があるので、活性酸素を除去し、肌のダメージを保護します。
40歳以上の女性を対象にした実験の結果にも、目尻のシワや、肌の弾力の改善が見られたという報告があります。
血圧低下
カカオポリフェノールを含むチョコレートには血管を広げる作用があります。
血管に炎症があると血管が狭くなり血液の流れが悪くなりますが、カカオポリフェノールを摂取することで血管の炎症が軽くなり、血管が広くなるためです。
動脈硬化を予防
カカオポリフェノールにはコレステロールの酸化を抑える働きがあります。
ポリフェノール量の増加に伴い、HDLコレステロールも増加するため、動脈硬化の予防に働きます。
アレルギーの改善
アレルギー症状とは、アレルゲンに対抗しようと抗体が引き起こす症状です。
チョコレートに含まれるポリフェノールは、抗体数の減少や好酸球の働きを抑えるなど、
アレルギー症状を防ぐのにいろいろと働きます。
脳の活性化
カカオポリフェノールは、脳の栄養といわれるタンパク質(BDNF)に働きかけ、
加齢とともに記憶や学習などの認知機能が低下する脳の認知機能を高められる可能性があります。
おすすめのチョコレート
おすすめのチョコレートは、
ハイカカオチョコレートと呼ばれる「カカオ分○○ %」と表示してあるもの。
特に美を意識した場合は、やはり「80%以上」
でも、70%以上のものでも十分だと思います。
それ以外にも、ビターやダークチョコレート。
カカオ成分が多いほど抗酸化作用のあるカカオポリフェノールは多く含まれています。
チョコレートの注意点
いいことづくめのチョコレートですが、多少の注意点もあります。
それは、やはり食べ過ぎ注意!
チョコレートには、カフェインやテオブロミンが含まれているため、
過度に食べすぎると、望まない影響も出てきます。
また、高カカオチョコレートになると、脂肪が多く、エネルギーも高くなります。
カフェインやテオブロミンも普通のチョコレートより倍量含まれている可能性も。
それ以外にも、適切な量を食べる場合は安全ですが、
妊娠中・授乳中の多量の摂取は胎児や乳児に悪影響が出るとの報告もあるため、
妊娠中・授乳中の方は、やはり普段より控えた方がいいと思います。
チョコレートの適量
では、1日のどれくらいチョコレートを食べていいのか?
というと、
1日に200kcal以内
もしくは25gがベスト。
ビターなどのチョコレートの場合、
1〜2片程度なら毎日食べてもいいとされています。
いかがでしたか。
チョコレートを食べることで、いろんな健康・美容効果を得られるのは嬉しいですよね。
今後は罪悪感なくチョコレートを食べることが出来るのではないでしょうか。
参考:日本チョコレート・ココア協会HP
参考:みんなの健康チョコライフ(株式会社 明治)HP
高カカオをうたったチョコレート(結果報告)厚生労働省
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