ストレスを予防する食事ケア No.2

ヘルスケア

ストレスを感じると、体に様々な不調が出てきます。

夜眠れない日が続いて不眠がちになったり、お腹がしくしくと痛み出したりと。

ストレスが知らず知らずのうちに、体へ負担がかかっているかもしれません。

今回はストレスからくる「不眠」「胃潰瘍と十二指腸潰瘍」、それ以外に気をつけておきたいことを紹介します。

ストレスを感じた時に気をつけたいこと

不眠

睡眠のための食事ケア
1 食事の量はほどほどにする:「腹八分目」は、健康にも、睡眠にも大切です。
2 寝る直前の食事は避ける:胃腸に負担がかかるので、睡眠の妨げになります。
3 体を温める:毛細血管が広がり緊張や興奮がほぐされるため。
4 お酒は控えめにする:アルコールによる睡眠は短時間で覚醒するため。

ストレスによる睡眠障害を自覚する方も多いようです。

ストレスの原因を取り除くことができない場合、まずは食事で改善してみてくだい。
不眠を改善する食事で気をつけたいのは、寝る直前の食事は睡眠の妨げになるということ。
できるだけ、就寝3時間前には食事を済ませておきましょう。

寝る前に食べ物が胃に残っていると胸焼けや胃もたれで睡眠を妨げます。

反対に、積極的に取りたいのは、気持ちを落ち着かせる作用があるカルシウムを含む食品です。
寝床に入る30分ほど前に、温めた牛乳を飲むのはお勧めです。

生活スタイルや睡眠環境を工夫してみて下さい。

 

胃潰瘍と十二指腸潰瘍

胃潰瘍を予防する食事ケア

1 香辛料や塩分の強い調理を控え、胃酸の分泌を抑える。
2 規則正しく食事をして、胃を長時間空いたままにしない。
3 空腹時は牛乳を。牛乳が胃壁を被ってさんの侵入を防ぐ。
4 胃を丈夫にするために、良質のタンパク質を摂る。
5 胃を守るムチンを含んだ食品を摂るようにする。

ストレスが原因の病気といえば「胃潰瘍」や「十二指腸潰瘍」がよく知られていると思います。
消化液の分泌や消化管の運動が低下しているので、慢性化しないように注意したい疾病の1つ。

胃は酸を含む胃液で食物を溶かします。健康な胃はムチンと言う物質が胃壁全体を覆って、胃液から胃壁を保護しています。

強いストレスを受けると、血行が悪くなってムチンの分泌が抑えられ、胃液が胃壁を溶かします。
これが胃潰瘍です。

また、十二指腸潰瘍が出来るのも、胃液のバランスが崩れて十二指腸の壁が溶かされるからです。

胃潰瘍や十二指腸潰瘍を防止するには、ストレスを解消したうえで、日ごろからムチンを多く含んだ食品をとるように心がけて下さい。

ムチンを多く含む食品
納豆、山芋、里芋、オクラなど、ねばねばした食品にはムチンが含まれています。

病気以外に気をつけたいこと

 

アルコールの飲みすぎに注意

 

ストレス解消にお酒を飲む人は、肝臓の機能に注意が必要です。
アルコールは肝臓で分解されますが、12時間ほどで中性脂肪として肝臓の周囲にたまります。
アルコールが分解されて肝臓から完全になくなるのはさらに12時間後。
アルコールを飲み続けると脂肪肝になるのはそれのためなのです。
飲み過ぎに注意し、食事は脂肪を少なくして、タンパク質を摂りましょう。

 

タバコは控えめに

喫煙者にとって、タバコが吸えないのはストレスかもしれませんが、
タバコは控えめにしたほうがベスト。
タバコのニコチンは心臓に負担をかける作用があります。
ニコチンを分解するためにはビタミンCが必要ですが、喫煙者の方は、ビタミンCの吸収が悪くなっている場合があります。

タバコ控えたり、ビタミン類を積極的に摂ることが大切です。

 

 

 

 

 

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