秋という季節は、
湿気が減り、
気温が下がり始め、
寒くなる冬への準備期間となります。
秋は、暑さが残る初秋から寒くなる晩秋まで続きます。
自然界では陽性から陰性に変わる重要な時季でもあります。
暦で見ると立秋から立冬の前日
11月6日ごろまでが秋とされています。
体でいうと秋は「肺」の季節。
西洋的には呼吸器官ですが
東洋的には呼吸器官とともに、
身体をめぐる気や水分調節に関わりがあるとされています。
「肺」が苦手とするのが「乾燥」です。
秋は気温が下がり、乾燥が進むため、
ダメージを受けやすくなります。
乾燥によって肺の働きが弱まると
咳や痰が出たり、
喘息などの症状が現れたりします。
また、夏にたくさんエネルギーを消耗しているため、
気温の変化と乾燥で
風邪をひきやすい季節でもあります。
肺がよく潤い、きちんと機能していれば、
風邪にもかかりにくく、肌の潤いも保つことができます。
食材をうまく利用して秋から冬への準備をしていきましょう。
秋を代表する食材
椎茸、しめじ、サツマイモ、里芋、山芋類、くり、ぎんなん、ゆず、りんご、梨、葡萄、柿、いちじく、米、さんま、鮭など
秋の食材の選び方
秋の食材の選び方は
・潤いと水分を補給する食材
・乾燥を防ぐ食材
・体を温める食材
秋は、肺を潤して乾燥からのどを守り、
水分を補うことができる食材を選ぶようにして下さい。
また、寒い冬に備えて気を充実させるのも大切です。
秋に収穫されるお米やキノコ類は、味や栄養が豊富なだけでなく、
気の補給効果も高い食材です。
夏に消耗した体力を回復させるため、滋養強壮に良いものや、
冷え対策として体を温めるものを選びましょう。
潤いと水分を補給する食材
うるおい補給に、水分を補う食材を選びましょう。
柿や梨など秋の味覚は体を潤す作用があります。
秋は果物も多いので、積極的に取り入れましょう。
乾燥を防ぐ食材
アーモンド、ごま、クルミ、落花生、銀杏、松の実などの種実類は肺の乾燥を防いでくれます。
体を温める食材
米(特に玄米)、そば、根菜類、肉類、魚介類、ふのり、もずく、黒ごま、味噌、梅干し、チーズ、番茶、吉野葛
注意点
動物性の食品は毒消食材と共に食べるようにしてください。
肉類にはきのこ類
サンマなどの魚は大根おろし
それぞれ毒消となります。
来るべき冬に備えて
身体を整えていきましょうね。
コメント
健康管理の参考にさせていただきます。秋にせきが出やすいのを防ぐ食材が特にいいです。
写真も綺麗!また訪問させてもらいます。